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微生物蛍光画像測定器

バクテスターロゴ

微生物蛍光画像測定器 
バクテスター
BACTESTERとは

日本では現在、微生物検査を行う場合の標準試験法は培養法ですが、HACCP重要管理点で計画的に菌数測定ができれば微生物汚染原因の早期特定、汚染拡大の回避、製品の自主回収リスクの回避につながります。

当社の「BACTESTER(バクテスター)」では日本薬局方「蛍光染色による細菌数の迅速測定法」に準拠した測定原理を使用しており、一般細菌数(生菌・死菌)を約5分間で自動測定することができます。よって食中毒の予防、食品事故のリスク削減のため様々な業種の企業様に導入いただいております。

微生物蛍光画像測定器 
バクテスター
BACTESTERの特徴

BACTESTERは検体に蛍光染色を施し、メンブレンフィルターで濾過し、
フィルターに励起光を照射して生菌と死菌の異なる発光点をCMOSイメージセンサーでとらえて画像化し、カウントします。

  • 01短時間での検査結果判定

    日本薬局方「蛍光染色による細菌数の迅速測定法」に準拠した測定法を採用
    菌を培養する必要がなくリアルタイムの菌数を測定
    検査結果判定まで約5分
    従来の培養法では培養まで48時間かかります
  • 02検査員教育の簡易化

    使用法を理解すればどなたでも測定可能
    検査員に特別な経験は不要
    繁忙期等の人手不足の際には他部署からの応援人員での対応可能
  • 03幅広い測定範囲

    一般細菌数(生菌・死菌)すべてを測定
    低温菌、高温菌、嫌気性菌なども測定
  • 04食品事故への
    リスク削減

    検査結果がすぐにわかるため、出荷前での判断が可能
    入荷時検査、出荷前検査のリアルタイムの菌数を測定
    機械洗浄後検査も安全を確認したうえでライン再開可能
  • 05消耗品は市販品で構成

    一部の消耗品はオートクレーブ(加熱滅菌)にて再利用が可能です。
    消耗品の一部は市販されいるものであり安価で検査が行えます。
  • 06菌数を1個から測定

    蛍光染色により、生菌・死菌を1個から自動測定
    希釈倍率の変更により、膨大な菌数でも測定可能

微生物蛍光画像測定器 バクテスラ―BACTESTERの導入事例

CASE.01カット野菜工場(原料受け入れ時検査での実用)

従来の培養法での検査

微生物蛍光画像測定器 バクテスラ―BACTESTERでの検査

原料保管にかかる倉庫代、人件費の保管コストの削減が実現できた。

CASE.02宅配弁当製造業者(抜取検査での実用)

従来の培養法での検査

微生物蛍光画像測定器 バクテスラ―BACTESTERでの検査

BACTESTERを導入することにより、出荷前に検査結果の確認ができるようになったため、食中毒予防が可能になり、安心して出荷できるようになった。

CASE.03味噌・醤油製造業(機械洗浄後検査での実用)

従来の栽培法での検査

微生物蛍光画像測定器 バクテスラ―BACTESTERでの検査

BACTESTERの導入により、安全を確認してラインが再開できるため、製造品破棄、回収のリスク、コストの削減が可能になった。
バクテスター製品情報

微生物蛍光画像測定器 
バクテスター
BACTESTERについて

改正食品衛生法により2020年6月より食品を扱う全事業者様を対象に
HACCP導入が義務化となりました。その中で微生物管理は必須となります。

求められている理由

一般細菌数(生菌・死菌)を約5分で自動測定できる!

培養法で測定できる中温菌以外の菌まで測定できる!

製品出荷前に結果がわかるため、リスク削減になります!

微生物蛍光画像測定器 
バクテスター
微生物測定方法の特性比較

 
特性の比較
バクテスターによる菌測定
従来の培養法
ATP検査
検査方法
蛍光染色による細菌数の迅速測定法
細菌を48時間、約35℃で培養し コロニー数を目視計測
試薬とATPとの反応を見る迅速検査法
指標
検査したタイミングの一般細菌数
中温で培養される中温菌のみ
菌ではなくエネルギー源となるATP
検査時間
約5分
約48時間
約5分
社員教育
検査に特別な技術は必要はない為、 今の人員で対応可能
培養法での測定ができる専門のスタッフを 揃える必要あり
洗浄作業担当者、検査担当者による検査が 必要
食中毒予防
リアルタイムですべての生菌、死菌がカウントできるため、作業・出荷前に判断可能
検査結果が判明するのに時間がかかるため事前のリスク管理は不可能
菌数を検査するものではないが、菌が潜在する可能性があるATPはわかるため多少効果はあり
細菌がカウントされた際の対応方法
その場で結果が出るため、原因特定に対して迅速に対応でき、ライン停止期間を短くすることが可能
原因を特定し改善しても、改善後の結果に 再度48時間以上かかるため、ライン停止期 間が長くなる
細菌数はカウントできない
測定できる細菌数
1個/ml~99,999個/ml
※測定環境による
中温帯で培養を行うため、実際にあった細菌数の判別は不可能
細菌数はカウントできない

微生物蛍光画像測定器 
バクテスター
BACTESTER導入の
ポイント

  • 持ち運びOK一般電源があればどこでも測定可能!

    BACTESTER本体とノートパソコン(付属品)を接続すれば準備完了です。
    品質管理室、工場等場所を問わず一般電源とデスク1つ分のスペースがあればどこでも菌数の測定が可能です。

  • 測定記録を保存可能。トレーサビリティ(原因追求)対応!

    菌数測定データは毎回パソコン内に保存され、検査内容・検査日時・検査者など指定した条件で過去のデータの呼び出しが可能です。 モニタリングの記録はHACCP管理に置いても重要なポイントです。

微生物蛍光画像測定器 
バクテスター
BACTESTERの仕様

名称

微生物蛍光画像測定器 BACTESTER ON1

対応電源

AC100V~240V、専用ACアダプタを使用 DC24V

保障動作温度範囲

5℃~40℃(保存も同範囲)

湿度範囲

20%~90%(結露無きこと)

測定時温度範囲

15℃~30℃

測定時湿度範囲

20%~90%(結露無きこと)

本体寸法

縦240mm 横222mm 高さ285mm

質量

約8.5kg ACアダプタ等の付属品を含まず